内なる外、外なる内


生命誕生の様子(細胞や諸器官のできる様)を見ていると、人や動物は小腸が先ずできて、その後、骨格や脳ができ始めるようです。その小腸でも大事なものが絨毛(じゅうもう)です。食べたものをここで吸収するのは勿論ですが、血液を作り出すという説(千島学説)もあります。更に、心の所在も脳でなく小腸という説があります。
一方、植物はどうかと言いますと、人や動物の小腸に当たるのが土です。そして、絨毛と同じような役目をするのが根毛です。芽を出す前に根が動き、根毛が働き始めます。もしかしたら、私たち人間の遙か昔(36億年前)の祖先は植物ではないかと考えています。植物自身もいつも感じつつ、考えながら、ダイナミックに動いています。このような視点でものごとを捉えますと、人や動物にとっての水や大気、食物、意識、植物(作物)にとっての土・土壌(水をはじめあらゆる条件)などの環境(響)がいかに大切で重要なことかが解ってくるような気がします。

私たちの体はもとより地球上の生命体は、宇宙の決められたリズムで動いています。呼吸と心臓の鼓動、新陳代謝などは地球環境(響)の中で生きていくためのものです。地球のリズムには太陽と太陽系の惑星や月、更には銀河系のリズムも関わっています。地球上にあまねくゆきわたっていて『地球の子守唄』『地球の脳波』と言われていますシューマン周波数(7.83Hz、14Hz、21Hz、26Hz、33Hz、39Hz)は、根源的なところで地球生命の本質に関わっている可能性があります。かけがえのない悠久の地球とそこに住む私たち人間の真の存在意義を学ぶことが、今求められているのではないでしょうか。