青い地球が生まれたのは、微生物の力によるものです。36億年(これまで25億年といわれていた)前の地球には殆ど酸素がありませんでしたが、光合成する微生物が現れ、大気中の酸素が増えていきました。植物の葉緑体の元になったのがシアノバクテリアという細菌です。
酸素を利用する生物(動物、植物、他)にはその一つの細胞の中に数百個から数千個のミトコンドリアが必ずいます。更に植物にはミトコンドリアと共に葉緑体(シアノバクテリア)が共生しています。いずれも生命活動に欠かすことのできないエネルギー通貨と呼ばれるATP(アデノシン三リン酸)を合成し、その過程で代謝水が作り出されます。人間や動物は筋肉を使い呼吸や運動を、植物は光合成活動を維持できるようになっています。